スケルトン解体する際の超注意点!マンション編:GL壁/GL工法を残す?壊す?

2020年04月23日
マンションスケルトン GL

マンションをフルリノベーションする際には、内部をスケルトンにする必要があります。

そのスケルトン解体での超注意点! 大切なポイントをご紹介します。


【マンション編:GL壁/GL工法を残す?壊す?】

マンションの室内の壁は殆どがPB(プラスターボード:石膏ボード)によって覆われております。

その石膏ボードは一般的にはLGS下地によって立てられている場合と、GL工法による躯体に圧着して建てられている場合の2種です。

今回はそのGL工法によって建てられた通称GL壁を撤去すべきかどうか、メリットとデメリットを紹介しながら掘り下げていきます。


☆メリット

GL壁まで壊すことで、完全なスケルトン、コンクリート躯体あらわしの状態になる。


△デメリット

GLボンドを撤去しても、ボンド跡が残る(写真の丸い斑点のような模様はボンド跡です)

またGL工法で壁を立てる場合は撤去が全て無駄になる


と、シンプルですが、重要なのは!GL壁を解体した後、その部分をどうしたいかでメリットが増していきます。


絶対に壊すべきだと思う場合はこちら

1、コンクリート現しの状態にしたい。※

2、壁に防音及び断熱を踏まえた施工をしたいが、壁を最小の薄さにし、室内を少し(30mm)でも広くしたい。

3、真新しい壁にしたい(既存の壁を利用したくない)

※ 解体しても躯体あらわしの状態にならず、躯体に吹付の断熱材が施されていることもあります。


上記の3種でない限りは壊すことよりも

再利用もしくは既存壁を隠蔽する方法によって解体がいらなくなり解体費用が削減されるメリットがあります。

なぜならば、GL工法は躯体壁にGLボンドでPB(石膏ボード)を圧着する工法です。

ボンド厚は20㎜前後が主流で、10㎜程度まで薄くすることも可能で、PB(石膏ボード)の厚みが12.5mmなので、

壁の厚みが30㎜前後となります。

既存のGL壁に塗装やクロスで仕上げるだけのプランでしたら解体は不要になりますし、

既存壁の前に新たにLGS下地を立ててPBを貼るのであればこちらも解体は不要になるからです。

少しでも広くしたい場合や、GL壁ではできなかったが、LGS/PBだと断熱材を入れられる、電気の配線ができる利点はありますので、

費用やその先の計画によって見極めることが必要になるかと思います。

これは壁だけでなく梁や柱にも同様のことがいえるので、古いマンションでGL工法がたくさん利用されている住戸の場合は費用に大きく影響します。

設計士さんや施工業者さんとこの話が事前にできていると安心ですね。