コンクリート躯体現しとは?おすすめインテリアをご紹介!
皆様は「躯体現し」という言葉を耳にしたことはございますでしょうか?
リノベーション の現場ではよく耳にしますが、聞いたことがないという方も少なくないでしょう。
「躯体現し」とは躯体と呼ばれる部分が見える状態にする手法で、リノベーションで取り入れるとかっこよく、おしゃれな雰囲気になります。
特にマンションリノベーションでよく使われる手法で、インテリアも合わせやすいので人気があります。
本記事では、「躯体現し」とはどのような手法なのか、メリットと注意点、さらに相性の良いインテリアまでご紹介いたします。
リノベーション をご検討の皆様のご参考になれば幸いです。
「躯体現し」とはどんな手法?
まずは「躯体現し」とはなんなのか?について解説いたします。
はじめに「躯体現し」の「躯体」についてご説明します。
「躯体」とは、建物の構造部分のことを言い、例えば天井スラブ・床スラブ・梁(ハリ)・柱などのことです。この部分は、建物の骨組みのようなもので、重要な部分のためリノベーション工事の場合は増やしたり減らしたりすることができません。
この骨組み部分を表面に出す手法が「躯体現し」といい、躯体現しにした天井や壁をスケルトン天井、スケルトン壁と言い、施工した部分はスケルトン状態(骨組みのみの状態)になります。
中でもコンクリートで作られた躯体を表面に出す手法を「コンクリート躯体現し」と言います。
「コンクリート躯体現し」のメリットは?
コンクリート躯体現しのメリットの中でも大きなメリットをご紹介します。
①デザイン性の高い内装になる
「躯体現し」の手法では、グレーのコンクリートの天井や壁が最大の魅力です。
コンクリートのグレーは木材や金属など様々なインテリアと合いやすく、躯体を見せる割合や躯体への塗装の有無によっても雰囲気はガラリと変わりますので、幅広い雰囲気に合わせることができます。
特にインダストリアルな雰囲気が好きな方やかっこいい雰囲気にしたい方にはおすすめです。
コンクリートの表面は躯体の構造によって異なるので建物によって違います。
どのような構造になっているのか、どのような表面になっているのかについては「イメージと違った」ということにならないよう、業者やマンションの管理会社確認しておくようにしましょう。
②天井が高くなるため部屋が広くなることがある
高い天井は部屋を開放的にしてくれます。
「躯体現し」以外の手法だと、二重天井と直天井という手法があり、元々の作りが二重天井の場合は、躯体を隠して天井を作らなければならないため、どうしても天井が少し低くなってしまいます。
しかし、躯体現しにすることで躯体を隠す必要がなくなるので、元々の作りが二重天井のば場合は高い天井を実現できます。
なお、マンションの場合、最上階は躯体現しによって天井を高くすることができませんのでご注意ください。
躯体現しの注意点
躯体現しのメリットはデザイン性でしたが、注意点としては機能面です。
外部に面する壁を躯体現しにするとコンクリートが冷えて断熱性が低くなってしまい、空調効率も悪くなってしまいます。他にも二重になっているプラスターボードなどを剥がすため防音性も低下してしまいます。
マンションであれば角部屋と最上階以外なら、15~18cm程度の壁の厚みがあれば生活音も気にならないため、躯体現しにしても問題ないと言えるでしょう。
躯体現しの壁や天井と相性バツグンのインテリア
躯体現しの壁や天井の場合、木材や金属など様々なインテリアとの相性が良いですが、中でも特に相性の良いインテリアをご紹介いたします。
①観葉植物
無機質なコンクリートのグレーに観葉植物の鮮やかな緑はとても映えます。
観葉植物は置くだけでなく吊り下げるタイプもあり、様々な合わせ方ができるのです。
では、天井から観葉植物を吊るしたい場合、どのように吊り下げましょう。
ライティングレール(ダクトレール・配ダクなんても言われています)がある室内だったら容易です。
レール設置用の吊り下げフックがホームセンターやAmazonなどで数百円で購入できますので、これを利用して吊り下げるのが良いでしょう。
ただそのライティングレールがきちんと設置施工されていないと重量物は危険です。
他にも、スケルトンリノベーションをして天井が躯体あらわしの状態であったならば、天井のいたるところにボルト穴が空いていませんか?空いていたら9㎜でネジきりされているボルトフックを取り付ければ頑丈なので重量物でも大丈夫です。
ボルトフックもホームセンターにも置いてありますので容易に手に入ります。
②ハンモック
天井躯体にアンカー工事をすることによってハンモックも吊り下げることができます。
賃貸だとなかなか容易でないと思われるかもしれませんが、ラブリコを使った造作壁をDIYで施工する方も増えています。
弊社ではDIYのアドバイスも行なっており、自力では難しい部分のみ弊社にお任せいただくことも可能です。
スケルトン専門業者ツクルラボでは躯体現しを生かしたリノベーションが得意です!
弊社は、天井スラブ・床スラブ・梁(ハリ)・柱などの骨組みを残して他の部分を撤去するスケルトン工事や、スケルトンリノベーション (スケルトン状態を生かしたフルリノベーション)が得意な施工業者です。
躯体現しの壁や天井を生かしたリノベーションに興味のある方や、DIYやフルリノベーションでお困りの方など、ご質問やご不明点が少しでもありましたらお気軽にツクルラボまでご相談ください。
DIYのアドバイスや分離発注も可能です。1都3県対応可能で、工事のご相談や現地調査も無料で伺わせていただきます!