どの物件にする?クラウドキッチンに最適な立地の条件とは?
皆様はクラウドキッチンやシェアキッチンというワードを聞いたことがありますか?
クラウドキッチン・シェアキッチンはゴーストレストランが料理を配達するための場所で、このところ需要が一気に増加傾向になっております。
当社にも多数お問い合わせをいただいておりますが、最近の動向としては大手の参入が増えている事が挙げられます。
大手はブランディングした商品を上手に宅配サービスに移行しているイメージですので、クラウドキッチン・シェアキッチンスペースが必ずしも必要な訳では無いようです。
しかし、大手企業が手掛けている宅配ビジネスと、クラウドキッチン・シェアキッチンを活用した宅配ビジネスは若干異なるように感じます。
ここでは、どういった需要のもと成り立つのかなど、お客様から教えていただいた情報などをもとに、クラウドキッチンで成功するための立地について考えていければと思います。
クラウドキッチンに最適な立地は?
クラウドキッチン・ゴーストキッチンとは客席を持たないキッチンスペースですから、駅前の一等地だけが売れるというわけではありません。
ただし、宅配サービスの特性上、出来上がった食べ物が温かいうちに提供できる時間を踏まえた範囲である必要があると思います。
そうなると、拠点となるキッチンから半径1km〜3km・といった商圏が最重要エリアとなります。
①高層マンションが多いエリア
高層マンションが多いエリアは住んでいる方が多い分人口密度も高いですが、Uberの配達員からは敬遠される傾向にあります。
それは何故でしょうか。
例えば、港区のタワーマンションの場合ですと、セキュリティが厳しく、たとえ出前館やUber eatsの配達員であっても、受付もしくは警備員室で入館手続きをしてからでないとマンション内に入れません。
また、出前館やUber eatsの配達員は自家用車やバイク、自転車で配達する場合が多いため、安易に停車できず守衛に断られることもあるようです。
彼らも商売ですから時間に多くの配達をしたい場合はこのエリアには近寄らないそうです。
②オフィス街
では、オフィス街はどうでしょうか。
実はオフィスが多いエリアもタワーマンションと同様です。
理由は、オフィスへのUber配達を禁止している企業も多いからです。
オフィスのランチ需要を狙う場合は、出前館やUber eatsではなく、別の手法が必要です。
オフィス向けに大口のお弁当の配達支援をするアプリもありますので、そちらを使うのが良いでしょう。