店舗スケルトン 原状回復の費用削減の重要ポイント②見積と契約
店舗の退去に伴う費用は限りなく削減したいですね。
原状回復に伴うスケルトン工事・スケルトン解体工事・スケルトン返しと言われる施工をどのように削減できるかをご紹介します。
見積依頼する業者さんが決まったら、現地を確認してもらって見積をしてもらうことになります。
先に図面や状況などを聞いて、現地を見ずに概算見積を提出してくれる丁寧な会社さんもありますが、費用を削減したいのなら必ず現地を確認しなければ精度の高い見積書は出てきません。
ここで見積時の業者に伝えるポイントです。
漠然とスケルトンの見積依頼をしても業者は現場ごとに違う見積内容なのに、イコール=引き渡し になるような施工内容の積算はできません。
まず、不動産管理会社からのスケルトンの施工範囲・施工内容を確認すること。
貸主や管理会社から明確な回答があった状態で、同一の内容を見積に来た全ての業者に、同じ情報を漏れなく伝え、
同様の施工内容にて見積を作成してもらう。
と、文章で記載すると簡単なようですが、実際に問題が発生するのです。
貸主や管理会社から明確な回答が出ない場合がある。
→この場合は別の対策と、削減のポイントがあります。別途記事にて
丁寧な業者さんだとは思うのだが、細かな専門の質問が多くて意味が分からない、管理会社に聞いても回答が明瞭ではない。
こんな状態になった場合は、焦らずわかる情報の中で見積を作成してもらいましょう。
その間の業者さんとのやりとりや質疑で、安心できる業者さん、依頼したい業者さんが決まってくるかもしれません。
見積が出そろうと、場合によってはかなり驚くかもしれません。
費用が一番安い業者と高い業者で、倍の価格差があったと聞いたことがあります。
もちろん一番安い業者さんに依頼したいと思うので、見積内容に不足が無いか、追加費用が発生しないか、発生する場合はどの程度、どんな内容が想定されるか。を必ず確認してください。見積依頼した業者選び(①業者選びのポイント)が間違っていなければ、この辺り確認して明確な回答が出るようでしたらいよいよ契約です。
最後に調重要ポイント
工事着手前に、貸主・管理会社と施工会社を引き合わせ、事前協議をしていただくことです。
施工範囲や施工内容に過不足がないかの最終確認です。
貸主はなるべく綺麗に返してほしい
借主はなるべく安く終わらせたい
この溝が広がると引き渡しになりませんから、後でトラブルにならない様に事前に明確にすることをお勧めいたします。