スケルトンって何? 店舗のスケルトンの場合

2020年04月22日
店舗スケルトンとは

スケルトンって何?

よく耳にする、スケルトン物件・スケルトンリノベーション・マンションスケルトン・スケルトン返し などなど。

そもそも【スケルトン】って何でしょうか。

いろいろ難しく説明される方も多いようですが、実は決まった定義はありません。

スケルトン=骨、組み? スケルトンとは 


今回は以下の場合

【店舗のスケルトン】

飲食店や物販店舗のテナントの場合、

賃貸借契約書の原状回復義務の欄に原状に回復及び復帰すること。などと記載されております。

要は借りたときの状態に戻して返却しなさい。と意味しているのです。

それを総称して、スケルトン返し などと言う言葉があるのです。


不動産屋さんにスケルトンにして退去してくださいね!

って言われて、その範囲はわかりませんよね。

一般的にビルやマンションなどのRCの建物の場合、天井・壁・床などの仕上げ材及び下地材を全て撤去し、コンクリート躯体を現しの状態にすることがスケルトンの状態としています。

建物の構造物や共用部分などは絶対に壊してはいけません。

サッシや窓ガラス→壊さない

入口の自動ドア(最初からあった)→壊さない

消防設備→壊さない

非常放送設備→壊さない

となってきます。以下はどうでしょう。

誘導灯→??

スプリンクラー設備→??

原状回復ですから、借りた当時にあったのかなかったのか、あったけど位置が変わっている

など状況によって変わります。店舗の事例で多いのが、あったけど移動している、増設されている。

そのような場合は増設した分を削減し、もともとあった場所に戻す必要があります。


この様に、一般的に使われる『スケルトン返し』って非常に曖昧で定義が確定していません。

店舗を借りるとき、スケルトン物件です。と表示されていても物件によってその仕様は異なります。

また、不動産屋さんによっても定義が違ったり、中には建築物の事をほとんど理解できていなくてかなり間違った事を当たり前のように言う業者さんもいるくらいです。


なので結論、スケルトンとは

店舗のスケルトンには決まった定義・ルールはない

スケルトンの状態に戻す原状回復に至っては、当初の状態に戻す必要があるが、不明瞭な部分も多い為

交渉によって残す、もしくは移設することが不要になる場合もある。

借主としては、スケルトン費用を削減したい。

貸主としては、貸出しやすい様にしたい。

という意図がある為、両社には溝があるようですが、交渉によっては互いに無駄な施工や費用を掛けないで済むことがあります。

スケルトンの範囲を明確にする為には、専門の業者や不動産屋を間に入れて情報交換などをするところから始めると良いかと思います。