ご存知ですか?スケルトンリノベーションの一括発注と分離発注のメリットとデメリット

2022年06月06日
マンションスケルトン 分離発注

マンションや店舗内装などをフルリノベーションされる場合は、まずは内部をスケルトン状態にする為の解体工事が必要です。


水道設備や電気設備などに関しても一括で発注するという方法が一般的ではありますが、スケルトン工事を専門に施工している解体業者はかなり少ないこともあり、業者により施工品質に大きく差が出てしまっているのが現状です。


特に高級リノベーションを手掛ける建築会社によっては、大工さんや水道設備会社さんに依頼して全てを解体業者に任せることを敬遠している企業もあるくらいです。
本記事では、スケルトン解体工事の分離発注のリスクや、それぞれのメリットデメリットをご紹介いたします。

一括発注のメリット


一括発注では、工事に関しての調整や質問などの窓口が建設会社1つになるため、コミュニケーションが取りやすく、発注者の負担が少ないです。
また、元請けとしての経験が豊富で、工事もスムーズに進められ、アフターフォローもしてくれる場合が多いのがメリットといえるでしょう。


責任の所在もわかりやすいので、トラブルが起こりづらいのです。

一括発注のデメリット

一括発注のデメリットとしては、各工事専門の下請け業者に委託することがほとんどのため、見積もりの内訳がわかりづらくなってしまうことが多い点です。
これが原因で、分離発注と比較すると費用が高額となってしまっています。業者選びにより回避することも可能です。


見積もりに大幅な値引きや一式という表記が多い場合は避け、見積もりについて説明をしてくれる業者や、見積もりがわかりやすい業者を選ぶことで失敗しづらいでしょう。

分離発注をするメリット

分離発注をするメリットとして、大きく2つあります。ここでは1つずつ詳しく解説していきます。


  • メリット1:コストダウンが見込める
  • メリット2:リノベーション業者選びと並行してスケルトン解体工事ができる。


メリット1:コストダウンが見込める

リノベーション業者や建築会社も専門分野が異なるため、前段階のスケルトン解体工事は提携している解体業者に委託します。
その際、リノベーション業者や建築会社は管理監督費用や利益を計上しなければなりませんので、解体業者に直接依頼する場合よりどうしても高くなってしまいます。


分離発注では、スケルトン解体工事は解体業者に直接依頼することができるので、管理監督費用や利益分の費用をカットすることでき、一括発注と比較すると安く施工することができるのです。


メリット2:リノベーション業者選びと並行してスケルトン解体工事ができる。

一括発注の場合は、どのような内容でリノベーションをするのか、どこに依頼するのかなど、どうしても工事に関する内容を全て決めてからの工事になりますので、完成時の想像が至らない場合も出てきます。


しかし、分離発注を選ぶことでリノベーション内容の検討や業者選びをしながら、スケルトン解体工事を行うことができます。

その結果、スケルトン状態になった現場を確認しながらリノベーションの内容検討ができるので、リノベーションの内容の選択肢が広がります。

分離発注のデメリット

反対に分離発注にもリスクはあります。
考えられるものとしては以下の3点があげられるでしょう。


  • リスク1:施工品質のチェックが素人だと判断や指示ができず、業者の言いなりになってしまう恐れがある
  • リスク2:施工範囲に食い違いがあり、結局追加工事がかかり安くならない
  • リスク3:数多い解体業者、本当に丁寧にクレーム無く施工してくれるのか判断する材料がない

解体業者と言っても、スケルトン解体工事と家屋解体ではまるっきり施工方法や気配りが違うため、家屋解体を主軸に施工している業者にはスケルトン工事は無理だといっても過言ではありません。


家屋解体は重機を使って建物を壊す作業が主であり、一方スケルトン解体工事は電動工具やバールなどをうまく利用して丁寧に分別解体し、近隣住民に気を使いながら廃棄物を搬出することが大切になってきます。

スケルトン解体業者選びのコツ


業者選びを行う際、まずはスケルトン工事・内装解体工事に対する実績やどのような点に注意をしているか細かく確認すると良いでしょう。
大手でない限り「解体なら何でもやります」という業者は控えるべきです。


解体業界の悪い風習で、自身の会社で施工できなくてもどこかに任せれば良いかと受注してしまう会社が見受けられます。
依頼した会社の3次下請けが現場にくることも珍しくありません。


きちんと施工してくれればよいのですが、結局は下請け。費用も相当安く叩かれてきている場合もあります。
下請け業者と協力しながら施工することは悪い事ではありませんが、事前にどのような職人が来るのか、社員なのか下請けなのかきちんと確認しましょう。


分離発注のリスクは上記に述べたようなことはありますが、きちんとポイントを押さえ業者さんと施工内容や進捗を共有できればクリアできそうですね。

まとめ:ツクルラボは一括発注も分離発注も対応可能です!


スケルトン工事専門業者のツクルラボではスケルトン工事だけでなく、スケルトンを生かしたリノベーションやマンションリノベーション、店舗やオフィスの内装工事などの経験も豊富です。


分離発注も一括発注も対応可能で、ツクルラボの提供する施工を依頼された全てのお客様を対象に保証もご用意しております。
また、適正価格で適切な施工方法を心がけておりますので、お気軽にご相談ください。無料で現地調査もさせていただきます。


ツクルラボへのご相談はこちらから!