失敗しない原状回復工事の依頼方法#1

2021年09月09日
原状回復 チェックポイント
多くのお客様は詳細について知らないまま原状回復工事を依頼しています。 工事について知識をつけることで悪質業者を回避したり、不要な工事を避けて失敗しない原状回復工事をすることができます。 本記事では壁、天井など各部位ごとに構造、工法から、解体方法などポイントを解説していきます。

壁は構造で解体費が変わる!


 

 

壁の解体費用は構造問わず同じだと思われがちですが、壁を作った際の工法で解体費の差が生じます。

今回は代表的な2工法について解説します! 

 

・躯体にボンドで直接プラスターボードを張り付けるGL工法

→プラスターボード12.5㎜+ボンド10~30㎜の厚みしか必要とせず部屋を広く使うことができる。

→結露に弱くカビが生えやすい。

→遮音性が低い

 

 

・躯体の上に軽量鉄骨を固定しその上からボード張るLGS工法

→プラスターボード12.5㎜+軽量鉄骨45㎜ or 65㎜ or 80㎜(天井高や強度により変わる)の厚みが必要。

→表面のプラスターボード裏に空間があるため湿気を溜めない。

→断熱材・遮音シートを入れることで断熱性能、遮音性能を高めることができる。

 

 

  ☆壁において注意するべきポイント

GL工法

・ボンドの撤去時に躯体が傷つく

→GL壁は壁を撤去した後にボンドの跡が残ります。そのボンド跡を撤去その際に丁寧に作業をしないと躯体を傷つけてしまい追加の補修費用が掛かり、オーナー様とのトラブルになります。  

LGS工法

・廃材分別が必要

→本来、廃材は種類ごとに産業廃棄物処理場に届けるべきなのですが、ガサツな業者ですと分別をせずに産廃処理費が割高になってしまう事があります。  

スケルトン工事の場合、躯体が表面にくるまで撤去することになりますので、壁の接着剤を撤去する手間が加わるGL工法のほうが解体費用が高額になります。

原状回復工事では管理会社との打ち合わせ次第で

・クロス交換

・ボード残しor交換

・躯体現わし

等に分かれますので、確認が必要になります。

天井は丁寧な解体で下地再利用も可能?

 

天井は軽量鉄骨で下地を作り直接石膏ボードを貼る工法(直貼り)と石膏ボードの上から岩綿吸音材を貼る工法(捨て貼り工法)の2種類あります。

 

  

 

直貼り

→設置解体時の手間が少ない

→岩綿吸音材の厚み(9㎜~12㎜)分天井が高くなる。

捨て貼り

→重ね張りの手間がかかる

→岩綿吸音材の遮音性で音が響きにくい

 

☆天井解体の際に注意するべきポイント

・岩綿吸音材の解体が乱暴だと軽量鉄骨の再利用が不可になり交換費用が掛かる。

→表面のボードのみの交換でいい場合でも丁寧に作業をしないと下地の軽量鉄骨が変形してしまい再利用不可となり追加費用が発生してしまいます。

床は2種類!それぞれに重要なポイントが!

 

 

床は解体時の作業が特に繊細でああり、丁寧に作業しないと下地を傷つけてしまったり、

各配管に穴を開けて水漏れやガス漏れをしてしまう可能性のある箇所なので特に注意が必要です。

工法ごとにご紹介します。

 

・直貼り(躯体に直接、長尺シート、クッションフロアを貼る)

→天井が高く演出することができる。

→下地に直接貼っているので硬い。

→下のフロアに衝撃や音が響きやすい。

 

・置き床(二重床)工法 (仕上げ床を支持脚で支えて隙間を開ける)

→床下に給湯給水配管、ガス管をを通すので水廻りの位置を変更しやすい。

→躯体と床の間に隙間があるので音や衝撃が下のフロアに響きにくい

→躯体と床の間に隙間で保温性が上がる。

☆床解体の際の注意するポイント

直貼り

・シート接着のノリ撤去の際に下地を傷つける。

置き床(二重床)

・置き床と躯体の間に給湯給水管等が通っているので解体工事中に注意が必要

まとめ

 

原状回復工事と一言で言っても仕様次第で金額も大きく変わり、

オーナー様や管理会社との打ち合わせも、施工業者が立ち合い交渉するとよりスムーズになります。  

次回からは、設備編として厨房や電気、ガス、水道などについてご紹介していきます。

  弊社、株式会社ツクルラボでは原状回復、スケルトンだけでなくリノベーションも多数手掛けているので、

経験知識豊富なスタッフが管理会社様との打ち合わせ含めご対応させていただきます。

 

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